海外赴任時に携帯電話番号を安く維持する方法

LIFE&TRAVEL

海外赴任時や海外長期滞在時に悩むのが日本で使っている携帯電話番号をどうするかという問題。
自分も海外赴任前に色々と調べて、最終的に格安SIMのプランを選びました。今回は携帯電話番号どうするか問題に対する選択肢について紹介します。

選択肢1:携帯電話を解約する

海外赴任期間が不明であったり、5年以上の長期になる場合や、日本での携帯電話番号が変わることに抵抗がない人は携帯電話を解約していくのが良いかと思います。

その場合はLINEなど、現在の携帯電話番号に紐づいて利用しているサービスは引き継ぎ設定等をしておかないと、アカウントを引き継げなくなる可能性があるので注意が必要です。

自分の場合は、3〜5年以内に帰国の可能性があることや、海外滞在中でも日本に仕事やプライベートで行く可能性があり、その際に携帯電話番号は今の番号のまま使えた方が良いということでこの選択肢は無しになりました。

選択肢2:大手キャリアの携帯電話番号維持サービス

ドコモ、au、ソフトバンクの大手各社は携帯電話番号の一時預かりサービスを提供しています。海外にいて全く携帯を使うことはない、という方はこの方法を取るのが一番最安になると思います。ただし、各社最長期間の設定があることや、気軽に再開することができない(=一時帰国時などに1週間だけ利用することなどができない)というのがデメリットです。

月額(税抜)期間(最長)事務手数料
ドコモ400円3年1,000円
au372円5年2,000円
ソフトバンク390円5年3,000円

自分の場合は、一時帰国時に使えないということでこの選択肢も無しになりました。ただ、一時帰国時は旅行者向けのモバイルWi-FiやSIMを利用することでも良いかと思いますので、このサービスが適用できる3〜5年以内に帰国予定の方はこれを利用するのもアリだと思います。自分は当時Yahooモバイルのプランを利用していたのですが、もし大手キャリアのプランを利用していたらこの選択肢をとっていたかもしれません。

選択肢3:格安SIMの音声通話SIMに変更する。

自分が選んだ選択肢がこれになります。現在では格安SIMもたくさん出てきており、音声通話プラン(=電話番号を維持できるプラン)も選択肢がたくさんあります。自分が検討したいくつかのプランを紹介したいと思います。

IIJmio:ケータイプラン

2019年2月からIIJmio社がサービスを開始した音声通話とSMSに特化したプランです。
自分は最終的にこのプランを選びました。決め手は安さと直接店頭での切り替えが可能だからです。

月額料金は税抜きで920円!

IIJmioの申し込みはこちらから

ここに通話料金30秒20円が発生します。同社が提供するみおふぉんダイアルというアプリを使えば30秒10円に抑えることができます。

データ通信についてはついていませんが、税抜200円/100MBでクーポンを購入することができます。(最大30枚まで)

まだ試すことはできていないのですが、一時帰国時は滞在日数に応じて最低限必要な分をクーポン購入すれば良いかなと思っています。

直接店頭で切り替えができる事については後述します。

LINEモバイル:LINEフリー1GBプラン

LINEモバイルの提供するLINEフリー1GBプランもオススメです。月額1,200円だったのですが、当時Yahooモバイルからの乗り換え時に以下のオファーがありました。

ーLINEポイント5,000ポイント付与。
ーウェブ登録事務手数料3,000円無料。

他にも初月無料、3ヶ月間900円割引(3ヶ月間300円)があります。LINEポイントが5,000ポイントも付与されると2,3年の滞在期間だとIIJmioのケータイプランとの差があまり無くなります。

2年(税抜)3年(税抜)
IIJmio22,080円33,120円
LINE19,900円34,300円

3年より長い期間滞在される場合はIIJmioの方が安くなっていきます。しかし、LINEモバイルには1GBのデータ通信がついていますし、何より、LINEアプリについては使い放題になるので一時帰国時の利便性はLINEモバイルが上だと思います。頻繁に日本に帰国する可能性のある方はLINEモバイルがオススメです。ちなみに妻はこちらを選択しました。

忘れがちなポイント

SIMの切り替えタイミング・方法と利用できない期間

SIMの購入については最近ではWebでの購入、自宅で郵送で受け取り、というもの増えてきました。Webの購入で良いのでは、という方もいらっしゃるかもしれませんが、出国直前は携帯電話で通話でのやり取りが通常以上に発生します(住居の引き払いで電気、ガス、水道の解約、不動産会社との連絡など。)安いプランに早く切り替えてしまうと通話代がかさむ事になりますので出国直前の良いタイミングでの切り替えがベターだと思っています。

となると一通り、出国の準備を終え、あとは出国のみ、という状態=住居がなく、ホテルでの一時滞在という状態になりますのでWebでの申し込みは難しくなってしまいます。また、利用できない期間が発生してしまうというのも、出国前の慌ただしいタイミングだとマイナス点です。(Web申し込み、郵送受け取りは会社によっては利用できない期間が発生します。)

というわけで店頭で一度に切り替えというのが良いかと思います。

店頭で切り替える場合も、事前に予約してSIMの在庫を用意しておいてもらうのがオススメです。予約なしで行くとSIMの在庫がなく取り寄せ、出国に間に合わないということになりかねません。

もちろん、早めにWebで切り替えておくというのはアリだと思います。自分が今利用しているプランと切り替える先のプランを比較して、あまり通話代に影響がない場合や出国前に店頭にSIMを切り替えに行く余裕がない場合などは早めにWebで申し込みをし、SIMの受け取りと切り替えをやっておくのが良いと思います。

海外でのSMS受信要否

また、最終的に格安SIMにしておいてよかった点に海外でのSMS受信が可能である点が挙げられます。大手キャリアの番号保管サービスだとこれができません。たまに海外から日本のサービスを利用したい場合でSMS認証を求められるケースがあり、この場合は日本の電話番号でのSMS受信が求められます。自分もこのケースがあったのですが、海外で無事にSMSを受信することができ、ことなきを得ました。IIJmioだと海外でのSMS受信は無料です。(送信にはお金がかかるので気をつけましょう。)

いかがでしたか?

今後、長期で海外に行く予定がある方は参考にしていただければ嬉しいです。

コメント