ボードゲーム「交易王」が面白い!遊び方を紹介!

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久しぶりに新しいボードゲームをプレイしました。交易王というゲームで今私の住むドイツ出身の有名ボードゲーム作家のライナークニツィア氏の作品です。ライナークニツィア氏は数多くのボードゲーム を手掛けています。こちらの記事で紹介した「L.A.M.A.」もライナークニツィア氏の作品です。

ゲームの概要

交易王は自分が商人となり、自分の持つ船に商品を積んで交易をしてお金を稼ぐというゲームです。プレイ人数は2〜4人で、プレイ時間30分程度。プレイが終了した時点で一番お金を多く持っていた人が勝ちになります。ルールもとてもシンプルで手軽に遊べるのですが、とても奥が深く、何度もやりたくなります。ライナークニツィア氏のゲームの中でも人気のあるゲームのようです。

ゲームのコンポーネントは商品カード60枚(胡椒、塩、藍、銅、綿、麻が10枚ずつ)と、特殊カード20枚(船14枚と荷役、協定、商館が2枚ずつ)、商品コマ30個(6種類の商品それぞれ5個ずつ)、貨幣チップが1金、5金、10金の3種類がそれぞれ複数枚ずつです。

ゲームの準備

まずは商品カードの準備です。すべての商品カードを伏せてよく切って、各プレイヤーに見えないように3枚ずつ配ります。残りは伏せた状態で山札としてテーブルの上に置きます。そこから6枚をめくり、表を向けてテーブルの中央に場札として配置します。これがマーケットになります。

次に特殊カードの船を各プレイヤーに2枚ずつ配り、プレイヤーの目の前に配置します。これが自分の商品を載せる船です。

残りの特殊カードや商品コマ、貨幣チップはテーブルの脇に置いておきます。

プレイヤーの順番を決め、最初のプレイヤーから順に商品コマを一つ選び、自分の船の上に配置します。これを2周行い、各プレイヤーの2隻の船双方に商品コマが配置された状態にします。

これでゲームの準備は完了です。

ゲームのルール

プレイヤーは順番に手番を行います。プレイヤーの手番は2つのフェーズに分かれています。自分の手番が回ってきたら以下のフェーズ1の手番の中から1つを選んで行い、その後フェーズ2の手番の中から1つ選んで行います。これを場に置いてある商品カードの山札が無くなるまで繰り返します。山札がなくなったら、各プレイヤーは手元にある貨幣チップを合計し、一番多く稼いでいた人が勝者となります。

ー手番の内容ー

フェーズ1
 ・商品コマの交換
  自分の船に乗っている商品コマの1つを場にある他の商品コマと交換します。
 ・特殊カードの購入
  自分の所持金を使って、特殊カードを購入します。価格は特殊カードに記載の数字です。
 ・パス 
  なにもせずフェーズ2に移ります。

フェーズ2
 ・商品カードの決済
  自分の手札の中から任意の1色のカードを1〜6枚(好きな枚数)、マーケットとして場に出ている6枚のカードの任意のカードの上に重なるように置きます。手番のプレイヤーが出したカードの色と同じ色の商品コマを自分の船に載せているプレイヤー全員がマーケットにあるその色のカードの枚数×自分の船の上に乗っているその色のコマの数分だけ貨幣チップを獲得します。
  (例)マーケットの6枚の内、3枚が黄色(麻)で、自分の船が2つ黄色の商品コマを載せている場合は3×2で6点入ります。
 ・手札の補充
  場にある商品カードの山札から2枚とって手札に加えます。

ー特殊カードの効果ー

 ・荷役
  自分の手番のフェーズ1終了時に自分の船の上にある商品コマ1つを場にある商品コマと交換するコチができます。
 ・協定
  商品の決済時に自分が貨幣を得られる場合に得られる貨幣が+2になります。
 ・商館
  自分の手番終了時に山札から追加で商品カードを引くことができます。(引かなくても良いです。)
 ・船
  最初に配られる船と同じです。自分の持つ商品コマを増やすことができます。

面白いところ

自分の手番だけでなく、他のプレイヤーの手番でも貨幣が得られるというシステムがなかなか面白いです。自分の持っている手札と商品コマを見ているだけではダメで、他のプレイヤーの船に載っている商品コマも見ながら、いかに他のプレイヤーに稼がれないように自分が稼ぐか、ジレンマを感じる仕掛けになっています。もう一つは何の特殊カードを買うかと買うタイミングです。船以外の特殊カードは2枚ずつしかないので買える人が限られてきます。どの特殊カードを優先して買っていくか、これがなかなか考えさせられます。買いすぎも良くないですし、全く買わないのも、ゲームが進むにつれて不利になっていきます。買うタイミングと買う順番が勝利への一つのカギになると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここまで短時間で手軽に遊べるのに考えさせる要素がしっかりあってジレンマも感じさせる仕掛けになっている交易王。ボードゲーム初心者の方にもおすすめです。価格も2000円台と比較的お手頃な価格だと思います。家で過ごすことが多い今年はこのように手軽に遊べるボードゲームから、ボードゲーム の世界に入って、様々なボードゲーム にチャレンジするのが良いのではないでしょうか。

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