ボードゲーム「Splendor」が面白い!遊び方を紹介!

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私が今住んでいるドイツはボードゲームやカードゲーム等のアナログゲーム大国です。ドイツにはゲーム賞であるSpiel des Jahres(ドイツ語でThe Game of the year)があり、これにノミネートされたり、大賞を受賞したりするととても話題になり、注目されます。

今回はこのSpiel des Jahresに2014年にノミネートされた、フランスのSPACE Cowboys社のSplendorを紹介します。残念ながら大賞は逃してしまったようですが、ゲームはシンプルでわかりやすくかつ奥深いゲームでとても面白いです。すぐにルールを覚えて楽しめるので初心者にもおすすめです。日本語版も発売されていて日本語版のタイトルは「宝石の煌き」です。その名の通り、宝石のカードを集めて得点を稼ぐゲームです。

ゲームの概要

Splendorは宝石を集めて、宝石と引き換えにカードを買い、集めたカードに書かれた得点をいち早く15点にした人が勝つゲームです。

プレイ人数は2〜4人です。対象年齢は10歳以上です。

ゲームの準備

ゲームには宝石トークンと発展カード(以降、宝石カード)、貴族タイルの3つを使います。宝石カードにはレベル1から3まであり、これをレベル毎に山にして縦に並べます。山の横に各レベルのカードの山から4枚ずつとって表にして並べます。

貴族タイルは10枚ありますが、ゲームに使うのはプレイヤーの数+1枚です。プレイヤーの数+1枚をランダムに選んでカードの横に並べておきます。

次に宝石トークンです。黄色のトークンはジョーカートークンです。プレイヤーの数に関わらず、5枚を山にして置きます。赤、青、緑、白、黒の宝石トークンは2人の場合は4枚ずつ、3人の場合は5枚ずつ、4人の場合は7枚ずつ用意し、これもカードの横に同じ色毎に山にして並べます。

全て準備すると下のような配置になります。(下の画像は2人の場合)

以上で準備は終わりです。早速ゲームをやっていきましょう。

ゲームのルール

順番を決めたら開始します。プレイヤーは自分のターンに次の中の一つを選んで行動できます。

  1. 全て色の異なる宝石トークンを3枚取る
  2. 同じ色の宝石トークンを2枚取る
  3. 場に出ている宝石カードを予約する
  4. 場に出ている宝石カードを購入する

宝石トークンを取る場合は赤、青、緑、白、黒のトークンから取ります。黄色のジョーカートークンは取れません。

同じ色の宝石トークンを2枚取る場合はその色の宝石トークンが山に4枚以上ないと取れません。

場に出ているカードを予約する場合は黄色のジョーカートークンを一枚取り、予約したカードとともに自分の手元に置きます。予約されたカードは予約したプレイヤーのみが購入できます。予約は1プレイヤー最大3つまで可能です。

宝石カードの購入は手元の宝石トークンと宝石カードを用いて行います。場に出ている宝石カードの右下に書いてある宝石の数がそのカードの購入に必要な宝石の数です。自分の手元に既に宝石カードがある場合、その宝石カードの枚数分はボーナスとしてカードの購入に必要な宝石の数からディスカウントされます。

例えば、次の画像のカードを撮りたい場合、白1、青1、緑1、赤1の宝石トークンを場に戻す(支払う)必要があります。仮に手元に白のカード1枚、青のカード1枚持っていた場合はその分がディスカウントされ、緑1、赤1の計2枚の宝石トークンを支払えばカードを購入できます。ゲームが進んでくると手元のカードが増えてくるのでタダで(=宝石トークンを支払うことなく)入手することもできるようになります。このカードを入手した後は、黒の宝石カードとして使えます。購入に黒の宝石が必要な場合は1つ分ディスカウントすることができます。

貴族タイルの使い方ですが貴族タイルの左下に書いてある数字と色がその貴族タイルに必要な宝石カードの色と枚数を表しており、一番早く場にある貴族タイルに記載の宝石カードを集めたプレイヤーがその貴族タイルを手にすることができます。貴族タイルを得たプレイヤーはタイルの左上に記載の点数を得ることができます。

これを繰り返し行い、15点を稼いだ人が出たらそのラウンドでゲームは終了です。そのラウンドは最後の人まで行い、全員が同じ回数自分のターンをプレイするようにします。最終的に一番多く点数を稼いだ人が勝者です。

面白いところ

このゲームは拡大再生産というジャンルに属するゲームです。拡大再生産とは、ゲーム中に得た資産や資源を活用して自分の資産や資源を拡大していく類のゲームのことです。

Splendorは宝石を獲得してさらにその宝石を活用して宝石を得るというところがまさに拡大再生産で、この宝石をいかに効率よく、集めていくかというのを考えるのが面白いです。

予約を行えるというのも面白く、自分が欲しい宝石カードを相手に取られないうちに予約したり、また相手が欲しいであろう宝石カードを先に予約して宝石カードの購入を阻止したり、と予約の使い方で戦略の幅が広がります。

まとめ

Splendor(宝石の煌き)というボードゲームを紹介させていただきましたが、いかがでしたか?

シンプルでわかりやすく、誰でも楽しめるゲームです。ボードゲームやったことないという人の一番最初のボードゲームとしてもオススメです。

SplendorはiOS向けのアプリも発売されています。ちょっと試してみたいという人はアプリを購入してみるのも良いと思います。

是非、家族や友人とSplendorで遊んでみてください。

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